MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

『王女メディア』 13:45

京都シネマ シネマ3にて。

1969年イタリア・フランス・西ドイツ合作映画。
原題:Medea
監督:ピエル・パオロ・パゾリーニ
出演:マリア・カラス(メディア)、マッシモ・ジロッティコリントスクレオン)、ローラン・テルズィエフ(ケンタウロスのケイロン)、ジュゼッペ・ジェンティーレ(イオルコス国王の遺児イアソン)、マルガレート・クレメンティ(クレウサ)、ポール・ヤバラ(イオルコス国王ペリアス)、他。
イアソンは、父から王位を奪った叔父ペリアスに王位返還を求める。ペリアスはその条件に「金の羊皮」を要求。イアソンはコルキス国王の娘メディアの心を射止め金の羊皮を持ち帰ったが、王位返還の約束は反故にされ、イアソンは隣国コリントスへ。そこで国王に見込まれたイアソンは、メディアを捨てて国王の娘と婚約。裏切られたメディアは復讐を決意する。
元々はギリシャ悲劇らしいのですが、σ(^_^)は詳しくは知りません。(^_^;)
ちょっとラストが唐突で「えっ?これで終わり?」という感じでしたね。この頃はエンドロールも無いので、突然現実に引き戻されて、???感だけが残りました。
マリア・カラスが唯一出演した長編映画ということで見にきましたが、彼女の歌唱場面もなく、年齢的にも役に合わない作品で、ちょっと残念ですかね。
なお、「異国感を出すため」、岩窟教会群で撮影したり、音楽には日本やイラン、チベットの伝統音楽が使われたとのことですが、終盤に三味線や地唄、さらには箏曲まで出てきたので、何かの間違い(σ(^_^)の勘違い)かと思いましたよ。日本人からすると「異国感」というよりは「違和感」しかなかったですよ。(^_^;)
【余談】後で調べたら、マリア・カラスはイアソン役のジュゼッペ・ジェンティーレと年齢差20で、親子ほども歳の差がありました。さすがにこれで夫婦役はキツいなぁ。
【余談の追記】そのジュゼッペ・ジェンティーレですが、当時現役の陸上競技の選手で、メキシコオリンピック(1968年)でメダルまで取っているほどの一流選手ですよ。なんで、この映画に起用されたのかな?また、本人もよく受けたものだと思います。