MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

視覚障害の有権者に「白杖預かる」 投票所で不適切対応(朝日新聞デジタル)

  https://digital.asahi.com/articles/ASM7Q3SXTM7QUTIL01B.html

東京都町田市の参院選の投票所で視覚障害がある有権者への不適切な対応があったことが、市選挙管理委員会などへの取材で分かった。白杖を持って訪れた全盲の男性(58)に、男性職員が「白杖をお預かりします」と語り、白杖を持って移動してもらうことを前提に作られた対応マニュアルに反する言動があった。

マニュアルがどうこうよりも、まずは投票者の視覚障害者の立場に立って考えれば白杖を奪うということは、移動の際の補助手段を奪うということになるということを考えてほしかったですね。また、本当に説明のように『投票所が狭く従事者や器材に白杖がぶつかる』危険があるのであれば、「狭いので私が誘導しますので、私の肘を持ってください」と言って案内すべきだったでしょうね。マニュアルを理由に白状を取り上げる行為は、自分の行為の意味を考えずにマニュアルを盲信して行動する「悪しきマニュアル主義」の典型的な事例と言えますね。
【余談】ところで、記事には

  • 白杖を持って移動してもらうことを前提に作られた対応マニュアル
  • 対応マニュアルに白杖の取り扱いについて明文の規定はない

という微妙に矛盾する表現がありますが、記者さんはどういった取材をしたんですかね?(謎)