MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

名古屋・あおなみ線、中部空港まで延びる? 市が検討へ(朝日新聞デジタル)


  https://digital.asahi.com/articles/ASL9P4SM0L9POIPE012.html

名古屋市は、あおなみ線(名古屋―金城ふ頭)を中部空港(愛知県常滑市)まで延伸できるか検討する組織を、来年度初めにも設置すると表明した。2027年のリニア中央新幹線開業に向けて中部空港のアクセスを強化する狙いがあり、県などにも検討に加わるよう働きかける。

記事に添付されたイメージ図を見ると金城ふ頭駅から海底トンネルで渡って、名鉄常滑線太田川付近に至り、後は名鉄と並走する形で中部国際空港に向かうルートになっています。ただ、海底トンネルの工費が巨額になるのに加え、既存の名鉄との競争(所要時間、運賃、利便性(名古屋以遠、その他への直通運転)等)やリムジンバスとの競争を考えるとメリットが見いだせないので、あまり需要は見込めず、採算は厳しいのではないですかね?
そもそも、延伸区間の建設主体、運行主体はどこになるんでしょうか? それを決めないと採算性の試算もできないので、話にならないです。
確かに「作れば便利」「あれば万一の予備になる」というのは分かりますが、空港への入り口が名鉄と並行する鉄橋になるのであれば、被災するときは同じだと思うので、「あれば万一の予備になる」というのも怪しくなります。
既存施設の活用ならJR武豊線を複線化して半田付近から空港に向かわせるのが近くていいんじゃないですかね?
【追記】調べたら空港開業前のアクセス鉄道検討時点で、武豊線改良分岐延伸は名鉄常滑線の改良に続いて2番目に実現が容易とされていたそうです。
で、3番目が今回記事になったあおなみ線(当時は西名古屋港線)の延伸だそうです。
ただ、西名古屋線の延伸工事には2000億円以上の工費が必要とされ、建設には消極的だったそうです。