http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060114-00000109-mai-soci
経営難に陥っている愛知県小牧市の新交通システム「桃花台線」（ピーチライナー）について、県と市、第三セクターの運営会社「桃花台新交通」は１４日、沿線の住宅団地「桃花台ニュータウン」で住民説明会を開いた。存廃を今年度中に判断するための意見聴取が目的だが、参加者からは存続を求める声が相次ぎ、同線開通を前提に同団地を開発・販売した県への批判が噴出した。存続のための有効な手段を見いだせない県などは、難しい対応を迫られそうだ。
これまでの各種報道では廃止を前提に廃止後の軌道の活用方法や解体する場合に費用と転用の場合の比較などが多かったようなので、廃止は住民も含めてほぼ合意が取れているのかと思っていました。
元々利用が進まなかった理由として、
- 桃花台交通を利用しても終点の小牧で名鉄線に乗り換える必要がある。
- さらに名鉄線に乗り換えても当初は上飯田どまりで市内中心部へは再度バスなどを利用する必要があった(現在は延伸され、地下鉄に連絡)。
- ニュータウン内にある中央高速道のバス停に発着する高速バスを利用した方が乗り換え無しで名古屋市の中心部まで行けて便利。
- 当初計画のＪＲ中央線(高蔵寺)への延伸がたな晒し（もっとも利用が伸びず赤字ではやむをえないでしょうが）
等がありますね。
県は経費を抑えられる磁気誘導式バスへの転換を模索しているが、転換には予想以上の費用がかかり黒字化は困難と判断。昨年１１月、公費を投入しない限り、存続は困難との検討結果を公表した。
これって大曽根から走っているガイドウェイバスのことでしょうか？ あのように軌道系とバスとを組み合わせて渋滞しそうな区間は軌道で郊外ではバスで自由な経路で運行というのは便利だと思いますが、さてどうなりますやら。
