MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

中国内、強まる反原発 決まらぬ最終処分場 政府も必死(朝日新聞デジタル)

  https://digital.asahi.com/articles/ASKDW6TQ2KDWUHBI026.html

中国政府が進める高レベル放射性廃棄物最終処分場計画は、2020年までに候補地を選び、その後に地下試験(21〜40年)、検証と建設(41年〜今世紀半ば)へ進むという息の長いものだ。しかし、甘粛省北山地区の開発者は中国紙に「(選定作業の)ペースが遅い」と発言。地下水が少ないことが必須条件だが、地元住民は「予想より水が出ているようだ」とささやく。日本と同じく、廃棄物の処分方法が決まらない「トイレなきマンション」の解決は容易ではない。

別に中国のことで騒がなくても日本でも同じ状況なんですけどね。
関西電力原発を稼働させないと経営に響くと主張していますが、原発は火力に比べてランニングコストが安いかもしれませんが、最終的な高濃度廃棄物の処理費用や耐用年数が経過した際の廃炉費用などまで考えて本当に安いのかどうか分からないですよ。なにしろ、廃炉方法やその工法、高濃度廃棄物の処理方法さえ確定していないのにその費用を見積もることはできないはずです。現状は発電所内に貯蔵されている訳ですが、その内に溢れだす日が来るはずです。いったいどうしようというのだろう?>原発
事故の恐怖以前に排出物(使用済燃料も含む)の処理方法さえ決まっていないものをどんどん稼働させるというのは理解しがたいです。
ちなみに東日本大震災で損傷し、廃炉となった福島第一原発ですが、元々2億円とされていた廃炉費用等がどんどん膨張して約21億円にまで増加しています。で、東電では負担できないので国から借りている状況です。福島の場合は事故による廃炉なので、費用が嵩んでいるのかもしれませんが、通常の廃炉費用はいくらだと見積もられているのでしょう?