MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

JASRAC、映画音楽の「上映権使用料」値上げを要求(朝日新聞デジタル)

  http://digital.asahi.com/articles/ASKC85WB5KC8UCVL01J.html

日本音楽著作権協会JASRAC)が映画音楽の上映権使用料の値上げをめざして動き出した。「1本18万円」と定額だった外国映画について興行収入の1〜2%を映画館側に要求。アジア・太平洋地域の著作権団体の連盟も8日、「適正な対価還元」を求める宣言を発表し、JASRACを後押しした。一方、死活問題と受け止める映画業界は猛反発している。
著作権法は、映画を上映する際、映画の中に録音された音楽の再生には作曲家・作詞家の許可が必要と定めている。この規定を根拠に、JASRACは映画業界から「上映権使用料」を徴収してきた。

記事によれば、日本映画の場合は上映スクリーン数などに応じて使用量を計算しているのに外国映画の場合は上映規模や観客動員数に多寡に関わらず、定額(18万円)だそうです。なので、これを従量制に改めようということなので、ある意味妥当なものだと思います。
これに対して映画業界側は「無謀」「死活問題」などと反論していますが、日本映画と違う基準であることの合理性を説明できるものではないですね。逆に日本映画も含めて定額にすべきだということを論理的に主張できるのであれば、多少は説得力があるかもしれませんが・・・。
それにしても欧州では音楽使用料が「興収の1〜6%」とはかなりの高額ですね。興収の中から製作費を含めて、その他の諸経費なども賄わないといけないのに音楽使用料に6%も払ったら採算が取れないんじゃないですかね?