MAROONのなんでも diary

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ふるさと納税で「赤字4億円」…町田市長が批判(YOMIURI ONLINE)

  http://www.yomiuri.co.jp/economy/20170218-OYT1T50050.html

東京都町田市の石阪丈一市長は17日、新年度予算案発表の記者会見で、ふるさと納税による住民税などの控除額から市への寄付額を差し引くと、新年度は約4億円の赤字になるとの見通しを示した。
「制度的にひずみがあり、(国には)修正するかやめてしまうぐらいのことをやってほしい」と訴えた。

えーと、この市長の主張がよく分からないんですが・・・。
この制度は都市に集中する税収を地方に分配するための仕組みで、住民が(主として)地方自治体に「ふるさと納税」という名の寄付をすることで居住地(主に大都市)の納税額からその金額を控除する、というものです。この制度が「活用」されれば、都市部の自治体では税収が減少し、その分が寄付の形で地方に回ることになるのは当然です。制度設計とかの問題では全然ないんですけど。
なお、過剰な返礼品に関しては見直しも必要だとは思いますが、この制度は都市部の税収を削るためのものなので、町田市が「赤字」になるというのは、言い方を変えれば「制度がよく機能している」という風にも言える訳です。そもそも「赤字」という視点でとらえている時点で間違っていると思います。
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