MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

金持ちほど得「官製通販」 ふるさと納税は富裕層減税か(朝日新聞デジタル)

  http://digital.asahi.com/articles/ASKB3447NKB3ULFA00W.html

制度開始から10年目、大幅な拡充から3年目を迎えたふるさと納税。その課題を検証する。(略)
寄付額の上限は家族構成や年収で決まり、年収500万円で3万〜6万円、年収1千万円で14万〜17万円ほど。年収が3千万円を超えるこの男性の場合は100万円を超す。高所得者ほど自己負担2千円で寄付できる金額が多いため、事実上の富裕層減税になっている。

所得税の課税で高額所得者ほど税率が上がる累進課税制度がありますが、一種の減税制度と化している「ふるさと納税」制度でも高額所得者の方が寄附の限度額が高くなるのなら記事にあるように「富裕者優遇制度」と言ってもいいでしょうね。
やはり問題の根幹は「返礼品制度」ですね。元々は寄付してくれた方へのお礼ということで始まったのでしょうけれど、寄付額の7割もの「返礼品」が貰えるとなると本末転倒でしょう。

菅氏は「ふるさと納税はお互いの絆や助け合いが原点」と強調する

それなら返礼品は要らないんじゃないですかね? 返礼品は原則禁止とし、せいぜいが礼状ぐらいに留めておくのがいいと思いますけどね。それで寄付が減ったというのなら日本人の『絆や助け合い』はその程度のものということでいいんじゃないですかね。