MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

講談社「ブルーバックス」電子版の配信始まる(eBook USER)

  http://ebook.itmedia.co.jp/ebook/articles/1211/15/news049.html

出版デジタル機構は11月15日、経済産業省「コンテンツ緊急電子化事業(緊デジ)」によって電子化されたコンテンツを、11月16日から電子書店へ配信することを発表した。その第1弾とは講談社の自然科学系新書「ブルーバックス」52タイトルだ。
経済産業省が推進する緊デジは、電東日本大震災の被災地域の知へのアクセス向上に電子書籍を有効活用することで、電子書籍市場の拡大にもつなげようと、書籍の電子化作業に要する製作費用を国が補助する事業。出版デジタル機構は同事業の代行パートナーとしてかかわっているが、ここで製作されたコンテンツの配信・販売がようやくスタートする。

ブルーバックスといえば中高生の頃にいろいろと読みましたし、パソコン使用開始の頃にも「MS-DOS とは何か」なんてのが絶好の参考書になりました。
で、今回のニュースを見て興味を持ったのですが・・・。残念なことにページスキャンしたデータとして公開されるようで、画面サイズに合わせた表示や文字サイズの変更には対応していないようです。ページ単位での拡大は可能でしょうけれど、それでは今の PDF 文書と同じで長文を読むにはある程度の大きさのディスプレイが無いとまともに読めないものになりそうです。
よく利用する電子文庫パブリにもブルーバックスが何点か販売されていますが、同じもののようです。うーん、残念! iPod touchiPhoneも同じ)程度のディスプレイでは使えないですね(-_-)。
緊急事業とかで金が出たのでとりあえず数を揃えてということかもしれませんが、これでは電子書籍のメリットを自ら殺しているようなものです。
【追記】電子文庫パブリブルーバックスの各書籍のページを開いてみると、「この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。」という注記がありました。