読了「意外に日本人だけ知らない日本史」デュランれい子（講談社プラスアルファ新書）

意外に日本人だけ知らない日本史 (講談社+α新書)

「一度も植民地になったことがない日本」「地震がくるといいながら高層ビルを建てる日本」に続く第３弾です。っていうか、２冊目は知らなかったんですが、本書を手に取って初めて２冊目があったことを知りました。
ヨーロッパで結婚し、現地に暮らしている著者による「外国人目線でみた日本の不思議」的な本ですが、どうも全体に雑然としたエピソードの羅列の感があって、特に主張が伝わってこないんですよね。個々のエピソードは面白いものが多いのですが、特定の個人のことなのか、日本人に一般的に多く見られる傾向なのか判然としないものもあるのが難点ですかね。