MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

TH55 でテキストを読む(番外:PDF 篇)

前にも少し書いた PDF 文書の取扱いについて。
余り必要性は無いのですが、PDF ファイルを読む必要があった場合に備えて、読めるように準備だけしてみました。実行可能なデバイスは OS 3.5〜5.2 で、空きメモリが 600KB 以上必要となっています。
まず、Adobe 社のサイトから Adobe Reader for Palm OS 3.0 日本語版をダウンロードします。( http://www.adobe.com/jp/products/acrobat/readerforpalm.html
解凍、セットアップを行なうと、Reader 本体は Palm への転送準備状態になります。一方、データの方は同梱の「デスクトップアプリケーション」で前処理(?)をした後に HotSync によって Palm に転送されます。
<デスクトップアプリケーション>
説明書によればメモリーカードにも転送できるようですが、σ(^_^)の場合は初期状態のまま使ったため、本体メモリーに転送されました。転送先はデスクトップアプリケーションの「環境設定」で指定することが出来、本体を転送先に選んだ場合には、
 ********.pdf → ********.pdf.pdb
という風にファイル名(拡張子)が変更されます。
デスクトップアプリケーションで「処理」をする際に PDF ファイルによっては各種警告メッセージが表示されます。
<こんなのとか>
さらに前処理中にはこのようなメッセージが表示されます。
<こんなの>
HotSync によって転送が完了した後、Adobe Reader for Palm OS を起動すると、正しく PDF 文書が転送されていれば、このように PDF 文書リスト(一つしかありませんが(^_^;)にその名前が現れます。
<リスト表示>
直接メモリーカードに書き込んだ場合、リストにさえ表示されませんでした。残念!
リスト上で読みたい PDF 文書をタップすると Palm 上で閲覧することが出来ます。変換という手間がひとつ余分ですが、他に手段が無いので仕方が無いですね。表示に際しては1ページずつメモリー上に展開しながら表示しているようで、ページをめくるとまたしばらくは表示のための処理が行なわれているようです。表示に当たってはかなりの負荷が掛かるので高性能でメモリー搭載量の多いマシンが必要ですね。
「コピーライトの史的展開」(白田秀彰氏著)より
これは青空文庫で公開されている書籍の一つですが、PDF 文書のみでの公開されていますが、こういう文書を Palm で読みたい時に手段が用意されているだけでもよしとしたいです。なお、写真や図面を多用した文書でどのように表示されるかは別途確認する予定です。書き忘れましたが、拡大/縮小というコマンドが無いので、画像がどのように表示されるのか確認したいと思います。
【追記】
環境設定で転送先をメモリーカードにするときっちりとメモステに転送されました。転送先は /PALM/LAUNCHER/ でした。ただし、メモリーカードに転送する場合でもファイル名は ********.pdf.pdb になっていました。したがって、直接このフォルダー内に PDF 文書を書き込んでも読めませんでした。ちょっと残念。
なお、PDF 形式のコミックも読み込み可能で、コマ単位で拡大表示も可能でした(そのように作られたものに限りますが・・)。ページ単位でスキャナーで取り込んだものは無理だと思います。
 コミックはひとコマごとに縦一列に表示されます(ページ単位)。
 拡大表示も可能です。