MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

『ヴァン・ヘルシング』

近所のシネコンにて。
監督:スティーブン・ソマーズ/主演:ヒュー・ジャックマンケイト・ベッキンセール
全くのオリジナル脚本によるヴァン・ヘルシングとドラキュラ伯爵の対決を描いた娯楽作で結構楽しめました。怪物側はドラキュラ伯を筆頭に女吸血鬼(ドラキュラの花嫁)、フランケンシュタインの怪物、狼男、など多彩な顔ぶれ(?)です。
本作では魔物の退治屋として登場するヴァン・ヘルシングはヴァチカンの密命を受けて活動しているが、退治された魔物が死んだ際には元の人間姿に戻ることが多いため、世間からは人殺しのお尋ね者の扱いを受けている。
(冒頭、ハイド氏は転落死してジキル博士に戻ってしまう)
教会の今度の使命はトランシルバニアで代々ドラキュラと戦っている一族の手助けをしてドラキュラを退治し、代々の一族が安らかに眠れるようにすることであった。
ここで笑えたのがヴァン・ヘルシングの出発準備。まるで007のパロディのようで、地下の秘密基地には新兵器開発担当者がいて、妙な兵器が次々に出てきました(笑)。
また、『アンダーワールド』でも取り上げられていましたが、狼男は吸血鬼の僕だったんですね。これは吸血鬼ドラキュラの原作にも書かれているのでしょうか?

さて、気になった点ですが(^_^;)、ドラキュラ退治に銀の杭を使うのは?です。狼男なら銀の銃弾が定番ですが、ドラキュラは木の杭を心臓に突き立てるのが退治方法だったはず。ヴァン・ヘルシングもアナ(ドラキュラ退治の一族の末裔=ケイト・ベッキンセール)も知らなかったのでしょうか?
字幕も妙でしたね。「狼男」のことをわざわざ字数の多い「ウルフマン」と表現していました。「狼男」の方がピッタリ来ると思うのですが・・・なお、原語では「WAREWOLF」でした。決して「WOLF-MAN」ではありません。
あと、ケイト嬢ですが、化粧が濃すぎです(*_*)☆\バキッ 女吸血鬼じゃないんだから、時代を考えてもあんなに濃いメイクにすることはなかったと思うのですが<アップの時
それとも、あのくらい濃く化粧しないとアップに耐えられないのでしょうか?(*_*)☆\バキッ
まぁ、細かい点で気になることは色々とありましたが、なかなか楽しめた一編でした。
劇中でヴァン・ヘルシングの過去が謎のままで終わってしまったのですが、シリーズ化でもするのでしょうか? そのためにドラキュラではなくヴァン・ヘルシングがタイトルなんでしょうか? 冒頭の007のパロディを見ているとシリーズ化の可能性も・・・(^_^;)。