テアトル梅田にて。
主演:ケネス・ブラナー、ロビン・ライト・ペン。
劇作家のピーター(ケネス・ブラナー)は最近スランプ気味。一方、妻(R・W・ペン)は子供が欲しくてたまらないのだが、ピーターは子供がいるとうるさくてかなわないと思っている。そんなある日、隣に越してきた一家にはかわいい女の子がいた。一方、反対側の隣の家では防犯対策で犬を飼い始め、ピーターの苛立ちがつのって行くのだったが・・・
ストーリー展開はまぁ予想通りに進みます(あえて書きませんが(^_^;)。冒頭、婦人科医の診察を受ける妻に同行したピーターは診察する医師の後ろに立って妻を眺め、「そんなところから見ないで!」とたしなめられます。そもそも患者以外の人が(たとえ夫であっても一緒に診察室に入るものなんですかねぇ? おまけに診察室内でタバコを吸ったため、医師に追い出されてしまいます。
ところでこの映画の原題は「HOW TO KILL YOUR NEIGBOUR'S DOG」です。それだけ泣き声に悩まされていた訳ですが。ふと昔の映画「百万長者と結婚する方法」を思い出しました。あれはほとんど直訳でしたが、さすがにこの映画を「隣の犬を殺す方法」とはできなかったようです(^_^)。
『犬猫』
テアトル梅田にて。
井口奈己第一回監督作品。出演:榎本加奈子、藤田陽子、忍成修吾、小池栄子、西島秀俊。
古田(西島秀俊)と同棲中のスズ(藤田陽子)はケンカ別れして飛び出して、アベチャン(小池栄子)の家に転がり込む。だがアベチャンは明日から中国へ留学するとかで、留守番としてヨーコ(榎本加奈子)が住むことになっていたのだった。アベチャンはヨーコがよければ一緒に住んでもらって構わないというのだが・・・。実はヨーコは以前古田を巡ってスズと争って敗れたことがあったのだ。ただ現在ヨーコはコンビにでの同僚三鷹(忍成修吾)に好意を持っているのだが・・・。
色々な出来事があり、微妙に登場人物の人間関係に影響を及ぼして行くのですが、結論らしいものは最後まで何も無いままに映画は終わってしまいます。彼女たち彼らの今後がどうなるのか、さぁこれからというところで終わってしまうので、すっきりしませんね。別に誰と誰でもいいのですが、ハッピーエンドでも破局でも何かの結論がほしいところです。
北座染屋町寄席・米二の会
京都・四条大橋東詰、井筒八ツ橋本舗5階 北座ギャラリーにて。
毎月第2金曜日に行なわれている会です。桂米二さんの会は年に3回あります。平日に京都まで行くのはなかなか難しいので久しぶりに聞きに行くことが出来ました。
今日の演目:
- 「七度狐」桂 雀五郎/おなじみ伊勢参りを扱った「東の旅」の一エピソード
- 「厄払い」桂 米二/昔(といっても明治か?)節分に町々の家を回って縁起のいい口上を述べて祝儀をもらう商売「厄払い」を小遣い稼ぎにと勧められたおなじみのアホだったが・・・。
- 「二番煎じ」月亭 八天/冬の寒い時期、町内の番小屋で禁じられていた酒を飲んでいたところに役人が現れ・・・。
- 「貧乏花見」桂 米二/貧乏はしても「気は心」、沢庵を玉子焼きに見立て、お茶を酒に見立てて花見に繰り出した。
祝日ということで米二さんもどれくらいお客さんが来るのか読めなかったそうですが、大入りとなりました。ただ、椅子席がほとんどなく、畳なので、膝の具合がよくない私にはつらかったです。やはり椅子席の会がいいですね。