MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

『あんのこと』<PG12> 14:15


アップリンク京都 Screen1にて。

2024年「あんのこと」製作委員会作品。
監督・脚本:入江悠
出演:河合優実(香川杏)、佐藤二朗(多々羅保=刑事)、稲垣吾郎(桐野達樹=週刊誌記者)、河井青葉(香川春海=杏の母)、広岡由里子(香川恵美子=杏の祖母)、早見あかり(三隅紗良=杏に子供を押し付けた母親)、他。

ホステスの母親と足の悪い祖母と3人で暮らしている香川杏は幼い頃から母親から虐待を受け、不登校、売春、薬物、と荒んだ生活を送ってきた。
だが、検挙された際に出会った刑事・多々良の支援で薬物から抜け出そうとするのだが・・・。

うーん、本作に出てくる「母親」(祖母を除く)はろくでもないのばかりでしたね。
杏の母である春海は娘に稼がせて暮らしているような有り様で、自分は酒とオトコニ目がないというどうしようもない女で、家を出て自立しようとする杏を探して自分の支配下におこうとするにはあきれました。
終盤に出てきたハヤトの母親も、どういう事情があるのかは不明ですが、息子を赤の他人の杏に押し付けて、走り去っていくとは無責任ですね。杏が亡くなってから、「恩人です」と言われてもねぇ・・・。
また、多々良も薬物中毒者の支援をしているようでありながら、裏ではとんでもない悪徳刑事だったし・・・。あのギャップは酷かったですね。
まあ、そんな訳で全編陰陰滅滅たる作品でしたよ。確かに杏の境遇は不幸なものでしたが、延々と不幸話を見せられた挙げ句に、あの結末ですからね。実話を元にしているとはいえ、ラストには希望が感じられるようにしてほしかったですね。
【余談】母親役の河井青葉さん、若い頃は美人さんで、σ(^_^)も好きな女優さんだったんですが、歳を重ねて三十代になってからは、人相が悪くなったような気がします。(失礼!)
本作のように役柄が影響している作品もありますが、そうでなくても(この前の『かくしごと』の病院の事務員役なんかでも)、あまりいい印象は無かったんですよ。(^_^;)