MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

『妖女の時代』

DVD 化されていないので、昔の VHS からコピーして見ました。
関西テレビ開局30周年記念と銘打って製作された作品です。

1988年関西テレビ
監督:長崎俊一
脚本:大森一樹
原作:遠藤周作
出演:名取裕子(大河内葉子/宮沢裕子=二役)、片岡鶴太郎(辰野吾郎=元製薬会社営業マン)、賀来千香子(仲田君子=辰野の元同僚)、小西博之(柳沢徹=葉子に惚れた御曹司)、沖田浩之(田村淳一=ホスト)、蟹江敬三(宮沢義助=裕子の夫)、出光元(谷川次長=辰野の元上司)、山田辰夫(若井岳也=辰野の後輩)、大林丈史(佐藤医局長)、桑原征平(警官)、岡本麗(丸田スミエ=看護婦)、室井滋(看護婦)、内藤剛志(フロント係)、田中邦衛(犬丸素造)、他。

製薬会社を退職したばかりで暇を持て余していた辰野吾郎は、友人の柳沢から美人麻酔医・大河内葉子の身辺調査を依頼された。柳沢は葉子に一目惚れし、結婚を考えていたのだ。
辰野の調査では葉子の評判はよかったが、ホストクラブに通い、ホストをクスリ漬けにして行為に及んでいたのだ。
さらに辰野は葉子の姉・裕子にあって驚いた。葉子と瓜二つだったのだ。じつは葉子と裕子は双子で、裕子によると葉子は二重人格で、分裂時の自覚が無いとのことだった。
だが、裕子の夫・義助によると、二重人格なのは裕子だという。
果たして真相は・・・。

原作は遠藤周一さんの「妖女のごとく」で、これを大森一樹監督が脚色して、長崎俊一監督が演出したという注目の作品となったのですが・・・。
一人二役で多重人格者を演じた名取裕子さんの一人勝ちで、鶴太郎は完敗かな。(^_^;)
【余談】1989年の日本アカデミー賞では本作の演技により、片岡鶴太郎助演男優賞を受賞しています。それはいいのですが、名取裕子がノミネートされたのが「助演女優賞」なんですよ。すると、本作の主演は誰なんだ?とツッコみたくなります。(謎) ちなみに田中邦衛助演男優賞にノミネートされています。主演は誰なんだ!(^_^;)