MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

『雌が雄を喰い殺す かまきり』 10:00


九条のシネ・ヌーヴォにて。
岡田茉莉子特集での上映です。

1967年松竹作品。
監督:井上梅次
出演:岡田茉莉子(大田黒京子=軍平の妻/元華族の血筋)、加東大介(大田黒軍平=観光会社社長)、吉村実子(大田黒みどり=軍平の妾の娘)、香山美子(司しのぶ=軍平の秘書/愛人)、山内明(中条欣也=医師)、中原早苗(曽田雪江=バーのマダム/軍平の妾)、田中邦衛(ピストル男)、菅井一郎(保全党幹事長)、内藤武敏(石山弁護士)、露口茂(山岡満=大田黒軍平の秘書)、他。

観光会社の社長軍平の巨額の資産を狙う女たちの「闘い」を描いた作品で、妻、妾、妾の娘、秘書などの女たちが、ありとあらゆる作戦で軍平の資産を奪おうとします。
軍平の若い妻は華族の血を引いていたが、金のために軍平と結婚。ただ、巨額の資産のため、軍平が妾を何人囲っていても文句も言わなかった。だが、妾の娘みどりや新たな愛人しのぶも軍平の遺産を狙っていたのだった。

それにしても、製作当時で二十億円といえば今の貨幣価値ならその10倍以上になりますかね。個人資産としては考えられないほどの巨額ですね。
【余談】本作がヒットしたからか、続編(『雌が雄を喰い殺す 三匹のかまきり』)というのが製作されましたが、狙われる人物の名前が「軍平」なのはたまたまなのかな?(本作の「軍平」は殺されてしまいます)
また、本作の終盤で女たちに振り回された山岡が「ここにカマキリがいる!三匹のカマキリが・・・」と叫ぶシーンがありますが、これが続編のタイトルになったのかな?(^_^)