https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/816852
大阪と名古屋を結ぶJR関西線のほぼ中間にある加茂―亀山駅(61キロ)。開業120年以上の鉄路が通る相楽郡の東部地域は今春、にわかにざわめき立った。JR西日本が、極めて利用が少ない管内のローカル線17路線30区間の収支を初めて公表したためだ。
この区間は関西本線の一部で、かつては名古屋から大阪へのサブルートとして存在意義があり、東京から湊町(現・JR難波)まで夜行急行が走っていたこともありますし、名古屋から直通急行(『春日』)が走っていました。
それが大阪方(奈良以西)の電化により、急行は名古屋~奈良の区間運転になり、その後の名古屋~亀山間、加茂~奈良(木津)の電化を経て、加茂~亀山の山間区間だけがローカル線として取り残されて、今に至っています。
特に途中の加太付近は加太越えと呼ばれた急勾配区間で、そこを越える人の流れが元々少なかったことも路線の利用者が減る要因になっています。
記事にもあるように、このまま、またはさらに悪化する懸念がある中で存続するのは厳しいかもしれません。
ただ、もし加茂~亀山を廃止、バス転換すると、柘植で接続している草津線の流動にも影響するので、関西線だけの話ではなくなってしまうんですけどね。