MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

『走れロム』 9:50

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シネ・リーブル梅田 シアター3にて。

2019年ベトナム映画。
チャン・タン・フイ監督作品。
サイゴンの裏町を舞台に、孤児の少年が夢をかなえるために巨額の当選金が手に入る違法宝くじに挑む姿を描いた作品です。
冒頭にテロップで説明がありましたが、本作はベトナム当局による「検閲」が入った版だそうで、何ヵ所かカットされているようです。そのため、話の繋がりが悪いところもあり、分かりにくくなっています。
それでも、低所得者層が闇くじ(デー)に一獲千金を夢見てなけなしのお金を注ぎ込んでは破綻していく悲劇が繰り返されますが、やめられないようです。
主人公の少年は住民にくじの予想を伝えて、それが当たればなにがしかのお礼を貰い、また賭け屋との取次で小銭を貰う走り屋で生計を立てていますが、外れれば住民から殴られたりするこなります。
しかし、見ていて気になったのは、このデーは公認宝くじの当選番号の下二桁を当てるもののようですが、こんなものの予想なんて意味が無いでしょう。競馬や競輪なら予想というのも分からなくはないですが、宝くじの番号なんて、完全にランダムですよね? それを賭けの対象にするのはともかく、予想なんて意味があるとは思えないんですが、それに二桁を当てるのなら100分の1の確率なので、当たっても100倍で、胴元の取り分を考えたら最大でも50倍ぐらいにしかならないので、一獲千金にはほど遠いと思うのですが・・・。(謎)