MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

読了「女副署長」松嶋智左(新潮文庫)

某県の所轄署・日美坂署で台風が接近する夜、非常事態に備えている中、署内で地域課第二係長が刺殺されるという事件が勃発した。
しかし、監視カメラの映像を確認した限りでは事件後に署を出た人間はいないというのだ。犯人は署内に潜んでいるのか?それとも署員の中に犯人がいるのか?台風の中、本庁の捜査官たちがなかなか来られない状況の中、どのように捜査を進めるのか?
非常呼集などで今後人員の出入りが発生する可能性が高いが、それまでに事件を解決できるのか!
ということなんですが、台風接近による障害で本庁の刑事たちがなかなか来られない中、捜査の現場に関しては経験がほとんどない副署長が刑事課長と対立しながらも事件の真相を解き明かしていくお話です。
ある意味で限られた舞台で展開されるので、文字通り「犯人はこの中にいる!」というのも面白いですし、被害者の裏の顔が明らかになっていきますが、それが事件にどう関係しているのかも注目です。(^_^)