MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

共通テスト記述式、見送り表明 「まっさらな状態から」(朝日新聞デジタル)

  https://digital.asahi.com/articles/ASMDK3HGHMDKUTIL00H.html

2020年度から始まる大学入学共通テストで導入予定だった国語と数学の記述式問題について、萩生田光一文部科学相は17日、「採点ミスを完全になくすには限界がある」と述べ、導入を見送ると発表した。指摘されてきた採点の質の確保などの課題が解消できず、「まっさらな状態から対応したい」として事実上の白紙撤回であることを認めた。

いやいや、そもそも「記述式」で採点する以上は、採点者による「ふれ」があるのは当然で、その延長上に「採点ミス」(?)も発生する可能性があるのはある程度はやむを得ないことです。なので、萩生田大臣が言うような「採点ミスを完全になくす」というのはヒューマンエラーの要因がある限りは無理な話です。
「可能な限り減らす」ということを目指すべきで、そのために採点者の数とその質をどのように確保できるか、ということが重要だと思います。今回、採点の委託先企業が採点者に学生アルバイトを使うということが報道されて、「質」を問う声が大きくなった末に、「見送り」となりました。委託先の選定に当たって、採点者の質は評価されなかったんですかね? 金額だけで決めてしまったんでしょうか?(謎)
【追記】それにしても、「2大看板」の「英語民間試験の活用」と「国語・数学での記述式問題」が双方ともにボツになったのは、そもそもの計画に無理があったということですかね? また、新たな試験の問題点が指摘されても、(英語民間試験について)「身の丈に合わせてがんばってもらえば」発言で逆に批判を浴びたりしてきましたからね。