https://digital.asahi.com/articles/ASMB445ZSM9XULFA00F.html
「ドトールコーヒーショップ」などを展開するドトールコーヒー（東京都渋谷区）が今年から、「会社の休日」を暦の上での祝休日数に関わらず「年１１９日」に固定し、それ以上休みたければ有給休暇を使うよう社員に「奨励」していることがわかりました。今年は改元で暦の上での祝休日が例年よりも多く、有休を使わなければ暦通りに休めないことから、社員から不満の声が出ています。
そりゃ不満も出るでしょう。実質的に年間の所定就業日数が増えることになるんですから。それなりに名の通った会社でこんなことがまかり通っているのはいかがなものかと思いますね。労働条件の変更なので就業規則の変更に際して労働組合の同意（無い場合は従業員代表の同意）が必要だと思うんですが・・・。
また、この「１１９日」という日数の根拠は「これまでの年間会社休日の平均日数」だそうですが、これって本当ですかね？
土日だけで１０４日ほど、祝日が１６日なので、これだけでも１２０日ですよね。一般的には元日以外の三が日（１月２日、３日）や大晦日も会社休日とするのが普通なので、これも加えると１２３日ほどになるはずで、１１９日の根拠は何なのか？と聞きたくなりますね。
この就業規則改定の動機が有給取得率向上があるのではないかと言われています。所定就業日数を増やした上で、従来と同じだけ休みたければ有給休暇を取得しろというのは制度の趣旨からいって本末転倒なんですが・・・(-_-)。
【余談】ドトールはチェーン系のコーヒーショップの中ではちょいちょい立ち寄る方なんですが、こういうニュースを聞くと行くのをやめようかなと思ったりして・・・(^_^;)。
