https://digital.asahi.com/articles/ASL2G4PZXL2GUHBI010.html
ニューヨーク東地区の連邦地裁は１２日、ビルの壁に描かれたグラフィティ（落書き）アートを白く塗りつぶした所有者に対し、作者らに「精神的苦痛を与えた」などとして４５作品分の損害賠償計６７５万ドル（約７億３千万円）支払うよう命じる判決を下した。
うーん、意外な判決ですね。これは白く塗りつぶしたことが問題になっているんですかね？ そのまま建て替えのための解体工事に着手したら問題無かったんでしょうか？ それにしても賠償額が半端じゃないですね。払えるんでしょうか？
元の廃倉庫は「落書き公認」だったそうですが、建物の改修も自由にできないとなると「公認」してくれるオーナーはいなくなるんじゃないかと思います。
「描くのは勝手だけど、オーナーの都合でいつでも改修や解体をしますよ」ぐらいの緩い合意にしておかないと建物のオーナー側が困ってしまいます。アメリカでは「自ら所有しているかどうかにかかわらず作品を守る権利」が認められているそうですが、この「落書き」が「芸術作品」かどうかに関しては争う余地がありそうです。
