MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

読解力が危ない(1)〜問題文が理解できない(YOMIURI ONLINE)

  http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/ichiran/20170211-OYT8T50000.html

日本の子供たちの読解力低下が懸念されている。経済協力開発機構OECD)が昨年12月に公表した国際学力調査の結果では、15歳の読解力が4位から8位に順位を下げた。

朝日新聞の3月8日のの声欄に中学生の投稿で「読書を強制させられるの嫌だ」という趣旨のものがあり、約1か月後にそれに対する反論、同感などの意見が掲載されていました。中学生からは「強制されたくない。他の趣味と同列に扱うべきだ」という元の投稿に同意する意見も掲載されていました。強制されたくないという意見にも一理あるとは思います。しかし、このニュースを読むと暗澹とした気持ちになりますね。
この記事によれば、
『Alex は男性にも女性にも使われる名前で、女性の名 Alexandra の愛称であるが、男性の名 Alexander の愛称でもある』
という文章に対する
【問】Alexandra の愛称は(   )である。
という設問を中学生に答えさせた結果、正しく「Alex」と答えたのは45%と半分にも満たず、「Alexander」「男性」「女性」等の答えが並んだそうです。この短い文章ですら意味が理解できないというのはちょっと危ない状況です。読書云々は別にして、国語に限らず、問題の意図が理解できないと他教科でも正答できない、ということになりかねません。読解力を高める方法として読書が進められている訳ですが、漫然と読み流すのではなく、内容を理解していくという意味でも読書感想文を書かせるというのは有効だと思います。