MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

NHKと講談社、小説のドラマ化めぐり和解 東京高裁(朝日新聞デジタル)

  http://digital.asahi.com/articles/ASHDT3365HDTUCVL001.html

小説をドラマ化するための許諾契約を一方的に解除されたとして、NHKが版元の講談社に約6千万円の損害賠償を求めた訴訟が24日、東京高裁で和解した。高裁が和解を勧告していた。
講談社とNHKによると、和解条件を明らかにしないことで合意したといい、双方とも「一審判決を前提として、紛争の早期解決のため和解に至った」とコメントした。

和解条項は非公開にしてもドラマが製作&放送されなければ実質的にNHKの敗訴に近い内容ということでしょうね。また、脚本を手直しして放送された場合は、何がどこまで手直しされたのかも不明のままということになりそうです。
【追記】後で気づきましたが、NHKは契約破棄の取り消しではなく、損害賠償を求めていたので、金銭的な和解なんでしょうね。なので、NHKによるドラマ化の目は無いということですね。ちょっと残念です。
関連報道

NHKの「我々が作る編集内容に関して第三者が口を出せることを認めてしまうこと自体がほとんど検閲にあたる」という主張は暴論ですね。他人の著作物を元にして製作する以上、原著作権者の意向に従うのは当然で、それが嫌なら脚本家にオリジナル作品を書かせればいいだけの話です。著名作家のネームバリューを借りた上で、安易に内容を改変するのでこういう問題が起きるのでしょう。
大幅に改変するのであれば、原作ではなく原案として、タイトルもオリジナルにしてしまえばまだすんなりといったかもしれませんね。
【追記2】原作を謳いながらかなり改編されてしまった作品に今邑彩の『ルームのメート』がありましたね。北川景子深田恭子のダブル主演でしたが、内容は小説とは変わり果てたものでした。そのためか、クレジットでは原作ではなく、原案となっていました。まあ、これなら許せるかな?(^_^;)