一昨日亡くなった上方落語会の重鎮・桂米朝師の追悼番組が各局で放送されるようです。昨日の時点では確認できなかったのですが、今朝、チェックしたらいくつか確認できました。中には「地獄八景亡者戯」の放送もありました。
これはやり手のなかったネタを米朝師匠が三代目笑福亭福松師匠から教わり、その中の分かりにくい部分を改めたりして現代に通じる噺として再構築されたネタです。長講（１時間以上）ということもあり、これを高座にかけるのはなかなか大変ですが、近年は直系のお弟子さんをはじめ、他の一門の方も演じているようですが、その大元ともいえる高座が放送されるというのは楽しみですね。
【追記】中学生の頃、小遣いをためて東芝ＭＩから出ていた桂米朝落語大全集（全23巻）の中からこの「地獄八景」と「市川堤」が収録された巻を買って愛蔵していました。その後,CD化もされていなかったのですが、近年になってようやく CD で全巻セットで復刻されました。
