MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

フェイスブックの実験について

今日読んだコラム『「ユーザーは実験用マウスではない!」、フェイスブックの感情伝染実験に批判集まる』(シリコンバレー通信/2014年7月2日/PC online)によれば、フェイスブックが約70万人ものユーザーを使って前記のような「実験」を行なった事実が明るみに出て問題になっているようです。
  http://pc.nikkeibp.co.jp/article/column/20140701/1135523/
しかし、考えてみればフェイスブックにしてもボランティアで運営している訳ではないので、広告収入に加えて様々な方法で収入を得ていく必要がある訳です。今回の件に関しては日経ITproに記事(http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/IDG/20140703/568642/)がありますが、具体的には投稿の内容(ポジティブかネガティブか)によって表示数を「調整」して、それを見たユーザーの投稿の内容に影響が出るかどうかを調査したということのようです。ちなみにフェイスブックではこれは「Data Use Policy」の範囲内だと主張しているそうです。
細かな規約をいちいち読んでいるユーザーがどの程度いるのか知りませんが、少なくとも「Data Use Policy」の範囲ではユーザー情報を使いますよと宣言しているので、そのこと自体を問題にするのは間違っていますね。今回の「実験」がその範囲かどうかが問題になりそうです。
まあ、SNSに限らず、我々は知ってか知らずか、自分の個人情報を様々な形で企業に提供しています。たとえばコンビニなどで使えるポイントカードも個人属性込みで消費動向が吸い上げられて、性別、年齢、職業、時期などによってどのように変化するのかを調べて販売計画の基礎資料として使われていますが、利用者にそういう認識があるでしょうか? 「ポイントがたまってお得」というだけで使っている人も多いのでは?と思います。
今は無くなりましたが、以前は自宅近くにローソンがあり、店頭でポイントカードへの参加を勧められましたが、上記のデータをくれてやるにしては還元されるポイントは微々たるものなので丁重にお断りしました(^_^;)。