十三の第七藝術劇場にて。
2013年ＵＡＥ映画。
トビー・フーパー監督作品。
ウーン、珍しいアラブ首長国連邦製作の映画で、トビー・フーパー監督というだけの理由で観に来ましたが、お客はまばらでした。
イスラム圏ならではの制約の中で製作されているため、派手な血飛沫や血塗れの死体、惨殺の瞬間、などはありません。その分、いかにストーリーと演出で恐怖を煽るかがポイントになります。演出はなかなかのものでしたが、ストーリー面では？です。そもそもアメリカ在住のアラブ系の夫婦の乳児が死亡したことから話が始まりますが、本作の芯となるこの事件については謎ばかりです。事故で処理されたけど実は・・みたいなことが終盤に明かされますが、その原因は子どもに邪なるものが取りついたから、っぽい主観映像が挿入されますが、それもよくわからないし・・・。
さらに終盤ではどこまでがリアルで、どこまでが幻覚なのかもなぞでした。すべてが幻覚なのかもしれませんね。
【追記】考えたら、一瞬だけ彼らの凄惨な死体（？）が映るシーンがありましたね。
