私が2006年に劇場で見た354本の中から無理やりに絞り込んだ日本映画、外国映画各20本。そこからさらに半分に絞り込んで選んだのが以下の作品です。
まずは日本映画から。
- 1位:『DEATH NOTE(前後編)』(金子修介)
- 2位:『博士の愛した数式』(小泉尭史)
- 3位:『家族のひけつ』(小林聖太郎)
- 4位:『悲しき天使』(大森一樹)
- 5位:『るにん』(奥田瑛二)
- 6位:『かかしの旅』(富永憲治)
- 7位:『寝ずの番』(マキノ雅彦)
- 8位:『ベロニカは死ぬことにした』(堀江慶)
- 9位:『雪に願うこと』(根岸吉太郎)
- 10位:『嫌われ松子の一生』(中島哲也)
- 次点:『旅の贈りもの 0:00発』(原田昌樹)
なお、順位は強引につけたものなので、あまり意味がないと思ってください(^_^;)。
『家族のひけつ』は十三を舞台に撮影されたご当地映画です。父の愛人役のちすんさんが良かったですね。
『悲しき天使』は松本清張氏の「張り込み」をベースにした作品。主人公を女性にするとともに時代設定を現代に変更したため、原作としてのクレジットを拒否されたという曰く付の作品。30代の女性3人(高岡早紀、山本未來、河合美智子)が主軸。
『るにん』は江戸時代に遠島の刑を受け、八丈島で暮らす罪人たちの姿を描いた作品。主役の松坂慶子さんに脱帽。
『かかしの旅』は脚が不自由で言語障害のある少年が主人公。学校でのいじめに耐えかねて、旅に出る。
『寝ずの番』は上方落語界の大物噺家が亡くなった通夜の晩などが舞台。モデルは六代目笑福亭松鶴。
おしくも10本(11本?)から漏れたのが、『ゆれる』『狼少女』『タイヨウのうた』『恋する日曜日』『恋するトマト』などの作品でした。
さて、こんどは外国映画です。
- 1位:『太陽に恋して』(ファティ・アキン/独)
- 2位:『マインドハンター』(レニー・ハーリン/米)
- 3位:『マッチポイント』(ウディ・アレン/英米ほか)
- 4位:『親密すぎるうちあけ話』(パリス・ルコント/仏)
- 5位:『ユナイテッド93』(ポール・グリーングラス)
- 6位:『クラッシュ』(ポール・ハギス/米)
- 7位:『緑茶』(チャン・ユアン/中国)
- 8位:『迷い婚』(ロブ・ライナー/米)
- 9位:『記憶の棘』(ジョナサン・グレイザ/米)
- 10位:『アルティメット』(ピエール・モレル/仏)
- 次点:『さよなら、僕らの夏』(ジェイコブ・アーロン・エステス/米)
こちらも順位はあまり気にしないでください(^_^;)。
『太陽に恋して』はトルコ系ドイツ人の監督によるドイツからトルコまでのロードムービー。
『マインド・ハンター』は孤島という閉空間での犯人探しという古典的なパターンの映画ですが、有名俳優が先に死ぬということで誰が生き残るのか予断を許さない展開が◎でした。
『ユナイテッド93』は 9.11 事件のときにハイジャックされながら乗客の抵抗で突入に失敗した旅客機の内部を描いた作品。知名度の低い俳優たちを使うことでリアル感が増しています。
『緑茶』ヴィッキー・チャオの魅力が満開の作品。
『迷い婚』主人公(♀)の母と祖母は映画『卒業』のモデルだった?という設定が笑えます。
『記憶の棘』再婚を控えたキッドマンの前に死んだ夫の記憶を持った少年が現れ、悩乱する。
おしくも選から漏れたのが、『ウォーク・ザ・ライン〜君につづく道』『ヒストリー・オブ・バイオレンス』『グッドナイト&グッドラック』『ハード・キャンディ』『Unknown』『レイヤー・ケーキ』『アンジェラ』などの作品でした。