http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060825-00000032-imp-sci
警視庁は23日、ボーダフォン端末を不正に改造し、販売していた業者の社長ら4人を、商標法や不正競争防止法違反などの疑いで逮捕した。
警視庁の調べによれば、逮捕された4人の容疑者は、ボーダフォンの3G端末で採用されている「U-SIM」カード関連のプログラムを不正改造し、いわゆる「SIMロック」を解除した状態で販売。宅配便などを利用して販売・譲渡を行なっていた。今回の容疑は、不正改造された端末をボーダフォン端末として販売していたことによる、商標権の侵害および不正競争防止法違反のほか、古物営業法の無許可営業なども含まれる。
ＴＶニュースでも珍しく「形式犯での逮捕」と報じていました。ビジネスモデルを崩す行為が違法かどうかはよく分からないところです。関係者のコメントでも「国内で売れば違法ではないが、海外へ持ち出して売れば違法」というのもありました。そもそも契約情報を SIM カードに記録して電話機を取り替えてもそのまま使えるという形態なのに、いまだに販売店へのインセンティブモデルで商売しているというのが問題の原因ですね。この結果、内外の端末価格差を生じさせて、SIM ロック解除端末の海外流出を招いている訳です。インセンティブモデルの名の下に数万円以上する端末を２万円程度で売っていること事態が不当廉売に問われないのか？という疑問もあるのですが・・・(^_^;)。今回の逮捕も容疑内容が直接 SIM ロック解除を問題にするものではなく、「形式犯」と報じられるのもこのあたりが問題なのでしょう。
