MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

『恋するトマト』 11:55

引き続き十三の第七藝術劇場にて。
大地康雄が農家の後継者役で主演。

この映画は、製作総指揮、企画、脚本、主演と監督以外の主な仕事は全部大地康雄自身がやっているというある意味ワンマン映画です。原作の「スコール」という小説は未読ですが、この映画の結末はやや甘いような気がします。

茨城の農村に生まれた男・野田正男(大地康雄)は50歳になっても独身。仲間は次々に廃業していく。やっともことで意気投合した**(富田靖子)も「田舎暮らしには憧れるが、農業をする自信が無い」と丁重に断られる。フィリピンバーで知り合ったリバティー(ルビー・モレノ!)と結婚するためにフィリピンに向かうが、そこで有り金残らず騙し取られて途方にくれる。わずかな所持金も使い果たし、浮浪者の生活を送る。
一年後、正男はフィリピン女性を日本に送り込む芸能プロの下請けの仕事をしていた。リバティーを探して訪ねた芸能プロだった。そこの社長(清水糸宏治)に拾われたのだ。
そんな時客を送った帰りに家族総出で稲刈りをする光景を見かけた。その中の娘は以前レストランでウェイトレスをしていたクリスティーだった。父親が入院していると聞いた正男は昔取った杵塚でサクサクと稲刈りを行ない皆を驚かせる。その後も農作業を手伝う正男はフィリピンでは珍しい大玉のトマトを栽培しようと決心する。
貿易商を自称する正男は農作業を手伝う間にくりティーとの間にほのかな愛情を育てつつあったのだが・・・。