http://www.asahi.com/business/update/1025/045.html
この記事の中で三木谷社長のコメントとして、
一企業による複数の球団の株式保有を禁じる「野球協約」に違反するとの指摘が出ているが、「同様の事情を抱える他球団もあるのに、なぜ今回だけ問題になるのか」との不快感を表明。
だそうですが、現状違反するのは確かだと思います。「あいつもやっているのに俺にだけ文句を言うな」というのは筋が違います。悪いことは誰がやっても悪いのですから。
ところで『同様の事情を抱える他球団』というのは横浜とヤクルトのことですね。ヤクルト球団は親会社ヤクルトが80%の株を保有していますが、残りの20%はフジテレビの保有です。一方、横浜球団の株についても筆頭株主はTBSで約70%を保有していますが、残りの約30%はニッポン放送の保有となっています。ニッポン放送は一連のライブドアとの抗争(?)の結果、フジテレビの100%子会社となったので、事実上フジテレビが横浜球団に対し30%の議決権を行使することが出来ます。これは明らかに協約違反になると思われますが、確かに誰も問題にしていませんね。
また、村上ファンドの出資者にオリックスが加わっていることから、オリックス球団の80%の株を保有するオリックスと阪神電鉄(阪神球団の100%株主)の30数%の株を保有している村上ファンドとの関係も問題になりそうです。
さらに外資規制<直接、間接をあわせて全議決権の20%以上を外資が保有することを禁止する>が来年から(でしたっけ?(^_^;) 施行されるので、外資の比率によっては問題になる球団が出てきそうです。