MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

柘植久慶「トレジャーハンター」(ハルキノベルズ)読了

日本人・藤掛一統が主人公の第6弾。

藤掛一統は陸上の選手だったが、少年グループによって家族を惨殺され、おまけに少年ということで短期間の刑で出所してくるということに反発し、少年たちと彼らの「人権派」弁護士を殺害し、東南アジア方面に逃亡中。
東欧系フランス人プロコビッチからの依頼はベトナムの旧サイゴン市近郊に北ベトナムから避難してきた林一族の資産である元や明の絵付け大皿が隠されているので、それを発掘し持ち帰ることであった。彼らと現地で協力する退役大佐、その息子たち、さらに秘密警察まで絡んでくるお宝争奪戦の行方は?
う〜ん、元々はイスラム系テロリストへの報復を依頼されていたのですが、今度は趣旨の全く異なるお宝争奪戦になっちゃいましたね。この種の仕事だと同じ柘植氏がハルキノベルズから出しているオラ・カベサシリーズ(主人公:楯岡久)ともろに被るんですよね。