MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

桂米二独演会

京都駅前のアバンティ・ホールにて。
毎年恒例、6月にアバンティで行われる「京の噺家桂米二さんの独演会に行って来ました。客演には同門の桂南光さんを呼んでの公演でしたが、約350人入るホールが前売りだけで満席になり、当日は立ち見も出る盛況でした。例年はご本人もおっしゃっていた通り250〜300人の入りだそうで、ご本人が一番吃驚していらっしゃいました。
演目は次の通り。

  • 「うなぎ屋」桂 歌々志
  • 「宿屋町」桂 米二
    • 伊勢参りを扱った連作大長編『東の旅』の一部。お伊勢さんからの帰路に北へ回り、近江へ出て大津の宿に着くところ。宿屋で客引きする女子衆の描写がえげつないのでお馴染み。ただ、昔のままのくすぐりは、今では理解されにくいので近年は一部端折って演じる噺家さんも多いのですが、米二さんは解説を交えて古いくすぐりもすべて演じていました。
  • 三枚起請」桂 米二
    • 難波新地の女郎に起請をもらった友人三人がお茶屋におしかけ、女郎をとっちめようとする話。これも落ちが分かりにくいので、事前説明が必要(?)。
  • 「恨み酒」桂 南光
    • 初めて聞いたネタ。とある小料理屋に10年ぶりに来たという客は昔のことでボヤキ始めるが・・・。これって新作なんでしょうかねぇ?
  • 茶の湯」桂 米二
    • 仕事一筋だった商家の御隠居が郊外の隠居所で退屈まぎれに知りもしない茶の湯を始めるが、とんでもない「お茶」を飲まされる「被害者」が続出するという騒動。