MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

『秋刀魚の味』<DRM版> 15:20

大阪ステーションシティシネマ スクリーン6にて。

1962年松竹作品。
監督:小津安二郎
出演:笠智衆(平山周平)、岩下志麻(平山路子)、三上真一郎(平山和夫)、佐田啓二(平山幸一)、岡田茉莉子(平山秋子)、中村伸郎(河合秀三)、三宅邦子(河合のぶ子)、北竜二(堀江晋)、環三千世(堀江晋)、東野英治郎(佐久間清太郎=ひょうたん)、杉村春子(佐久間伴子)、吉田輝雄(三浦豊)、加東大介(坂本芳太郎)、岸田今日子(「かおる」のマダム)、他。
小津安二郎が一貫して描いてきた、妻に先立たれた初老の父親と婚期を迎えた娘との関わりを描いた作品です。
【余談】冒頭、平山が勤める横浜の事務所と河合が勤める東京の事務所がどう見ても一緒で、先日見た『早春』で杉山(池部良)が勤めていた東京の事務所とも一緒だったので笑いそうになりました。(^_^;)

『タイムリミット 見知らぬ影』 12:40

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引き続き、十三のシアターセブン BOX-2 にて。

2017年ドイツ映画。
原題:STEIG. NICHT. AUS!
監督:クリスティアン・アルバルト
主演:ヴォータン・ヴィルケ・メーリング
ある朝、子どもたちを学校に送り届ける途中のカールは、正体不明の男から車に爆弾を仕掛けたと脅迫電話を受ける。さらに、警察に誤解されたカールは、警官隊に包囲されてしまう。
なかなか楽しめるクライムサスペンスでした。(^_^)
ただ、爆発物処理班のリーダー以外の警察が余りにもアホなのがどうかと思いましたね。離婚弁護士(妻ではない)の言い分を無条件に信じたり、「兄」を自称する男(実は真犯人)を無条件に信じたり、爆弾が確認されているのに狙撃するし(狙撃したら倒れ方では起爆スイッチが入って爆発する危険がある)、食事を持って行くという警官が主人公や娘を車から引きずり出そうとするけど、引きずり出したら爆発して警官もろとも爆死しそうだし・・・。
そもそも、なんでカールが犯人扱いされたのか、いまいちはっきりしませんねぇ。(-_-)
【追記】それにしてもクライマックスのシーンでは市街地の広場周辺を完全に封鎖してのロケは大変だったと思いますが、本国ではそれなりにお客を呼べたのかな?

『島にて』 10:00

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十三の第七藝術劇場にて。

2019年『島にて』製作委員会作品。
監督:大宮浩一&田中圭
山形県唯一の有人離島・飛島の人々の暮らしを記録したドキュメンタリー作品です。
昔は北回り航路の要所として栄えたそうですが、今は過疎と高齢化が進んでいます。そんな飛島の平成最後の年を収めています。
σ(^_^)も島に行くというのには学生の頃から興味はありましたが、一番のネックが交通手段が基本的に船なので、行くだけで時間がかかることですね。
さて、高齢化が進む島では小中学校の生徒は中学三年生が一人だけで、このままでは本作の撮影が終わる来春には子供がいなくなって廃校になりそうです。
その中学生も9年前に五人家族で島に移住してデイサービスを始めたことで島の学校に入学したので、元々の島民の子供はとっくにいなくなっていたようです。ちなみに上の子供たちは進学のために島を出ています。
島には診療所はありますが、常駐する医師はなく、週に一度本土からやってくるだけだとか。緊急の際は本土からドクターヘリが飛んでくるため、ヘリポートも整備されていましたが、照明が見当たらなかったので、夜間は着陸できないのかな?
いやー、どこの離島も同じかもしれませんが、基本的に一次産業しかなく、高校も無いので、人が移住する要素が無いんですよね。映画の中で定年後に島に移住して海岸のゴミ拾いや枝の伐採などをして暮らしている人が出てきましたが、老後を送る人がいても将来の展望は開けません。
そんな島でもお盆の時は帰省客で人口が倍増し、定期船も1日1往復なのが3往復に増便されます。でも、先祖を迎える迎え火もLEDの懐中電灯を振り回すというあたりはちょっと残念かも。
最後は高校進学のために島を出る子を送り出す人たちの映像で終わりますが、将来の見通しは明るいものではなさそうです。

朝食 8:30

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今朝もいつものグッドサイフォンカフェで、一番のお気に入りメニュー、チーズトーストとホットコーヒーのBセット(サラダ、ゆで玉子、ヨーグルト)です。
(700円→660円=ドリンクチケット使用)
いやー、今朝のチーズトーストはチーズのとろとろ感が2割増しの感じで◎でした。(^_^)

『今宵、212号室にて』<R15+> 11:50

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テアトル梅田 シネマ1にて。
2019年フランス=ルクセンブルク=ベルギー合作映画。
原題:Chambre 212
監督:クリストフ・オノレ
出演:キアラ・マストロヤンニ(マリア)、ヴァンサン・ラコスト(25歳のリシャール)、カミーユ・コッタン(イレーヌ)、バンジャマン・ビオレ(リシャール)、キャロル・ブーケ(現在のイレーヌ)、他。
夫と喧嘩したマリアは、一晩だけアパルトマンの真向かいのホテルで過ごすことに。すると20年前の夫をはじめ、歴代の元カレたちが次々と登場、不思議な一夜が幕を開ける。
なかなか小洒落た一本でしたが、自宅のあるアパルトマンの向かいにあるホテルで起こったことはマリアの夢または妄想という理解でいいでしょうね。
【余談】クライマックスで流れた曲(イレーヌが歌い出し、レコードに変わって流れた曲)は聞き覚えがありますが、タイトルが思い出せません。(^_^;)
【追記】調べたところ、バリー・マニローの Could It Be Magic(恋はマジック)のようです。σ(^_^)が持っているサーカスのアルバム「サーカス1」にカバーバージョンが収録されているので、記憶に残っていたようです。
【余談2】現在のイレーヌ(資料には「20年後のイレーヌ」と書いてありますが、どこを基準にするかの問題です)を演じていたのは、なんとキャロル・ブーケさんだったと後から知りました。見た時は分かりませんでしたよ。
彼女は007シリーズに出演したことで国際的な知名度が上がりましたが、その後は母国フランスを中心に活動されていたそうです。