MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

『劇場版 マーダー★ミステリー 探偵・斑目瑞男の事件簿 鬼灯村伝説 呪いの血』 10:10


T・ジョイ梅田 シアター7にて。

2024年「劇場版 マーダー★ミステリー 探偵・斑目瑞男の事件簿」フィルムパートナーズ作品。
監督:光岡麦
出演:劇団ひとり斑目瑞男/八村輝夫)、剛力彩芽(村城和兎=斑目の助手)、木村了(二宮純平=料理人)、犬飼貴丈(六車聡=医師)、文音一乗寺初乃=泰三の妻)、北原里英(七尾優子=村の移住者/元看護士)、松村沙友理(三宅麗=メイド)、堀田眞三一乗寺泰三=一乗寺家当主)、八嶋智人(四谷茂=執事)、高橋克典(五階堂猛=村人/泰三の幼なじみ)、他。

体験型ゲーム「マーダーミステリー」のゲームシステムをベースにしたテレビドラマ「マーダー★ミステリー 探偵・斑目瑞男の事件簿」シリーズの劇場版、とのことで、「俳優陣にはキャラクター設定と行動指示のみが与えられ、セリフはほぼアドリブでストーリーが展開する」とのことですが、それで簡単にオーケーがでるのかな?結末は決まっているの?などと疑問はありますが、『アドリブでストーリーが展開』というのが、どんなものに仕上がっているのかに興味があり、見に来た次第です。
ちなみに、ゲーマーではないσ(^_^)は元ネタのゲームは知りませんし、テレビドラマも未見です。
それにしても、8人の登場人物の名前がそれぞれ「一」から「八」で始まっていて、全員に殺害の動機がある、というのはいかにもゲームっぽいですね。(^_^)

状況設定は、交通路が閉ざされた場所で、連続殺人が起き、犯人の可能性があるのはそこにいた8人(途中で1人殺されたので、7人)以外はいないという、ミステリ小説などで古典的なものです。
すべてアドリブとはいえ、小道具の出てくる状況などは決められていると思うので、それをトリガーにしてどういう芝居が展開されるかなんですが、何人かはちょっと芝居がくさい方もいたようです。
で、展開と結末は悪くはないのですが、ラストのクライマックスシーンで、「カット」の声が入って、オーケーで終了というのだけは納得できないです。
あれですべてがぶち壊しですよ。
ストーリーはストーリーで完結させた上で、エンドロール中の舞台裏映像として流すのならともかく、「カット」の掛け声の後、そのまま俳優さんたちの感想大会になったのでは芝居がダメになっちゃうでしょう。
あそこまでは10点中7点ぐらいかな、と思っていたのですが、あの「カット」の掛け声で評価はガタ落ちの2点ですね。制作者は映画を何だと思っているんだろう。(-_-)
【追記】作品の設定としては探偵・斑目が売り出した(テレビシリーズより)前のエピソード0の位置付けです。