https://digital.asahi.com/articles/ASRBB4SD4RBBOXIE02C.html
子どもを自宅や車内などに放置することを禁止する埼玉県虐待禁止条例改正案について、提出した自民党県議団は１０日、改正案を取り下げることを決めた。同県議団はこれまでに、子どもだけの登下校や短時間の留守番なども「虐待」にあたるとの見解を示し、批判を呼んでいた。
そりゃそうでしょう。考えたらわかることです。
確かにアメリカなどでは登下校に保護者または代理人が付き添うように求められているのは聞いたことがありますが、日本でいきなりそれを求めるのは無理があるでしょう。
現実的に不可能なことを決めて、罰則が無いとはいえ、保護者に強いるのはおかしな話です。
また、保護者の義務についても欧米とそれ以外の地域ではそれぞれに様々な事情や考え方があり、必ず付き添うのが望ましいかというと、そうとも言い切れない部分があると思います。
今回は議案取り下げという形になりましたが、今後、ほかの自治体も含めて、何が児童のためになるのか、現実的に何ができるのかを考えるきっかけになったとすれば、よかったのではないかと思います。
