MOVIX京都 シアター９にて。
2023年「Winny」製作委員会作品。
監督：松本優作
原案：渡辺淳基
出演：東出昌大（金子勇＝Winnyの開発者）、三浦貴大（壇俊光＝弁護士）、皆川猿時（奥田弁護士）、吹越満（秋田真志＝弁護士）、和田正人（弁護士）、木竜麻生（弁護士事務所事務員）、池田大（林弁護士）、渡辺いっけい（京都府警刑事）、渋川清彦（検事）、吉田羊（金子の姉）、吉岡秀隆（仙波敏郎＝愛媛県警巡査部長）、他。
大量の映画やゲーム、音楽などが違法アップロードされた件に関して、Winny の開発者・金子が著作権法違反幇助の容疑で逮捕された。
弁護士の壇は弁護団を結成し、金子の弁護にあたるのだが・・・。
壇弁護士も金子の浮世離れした様子に苛立ちを隠せないこともありましたね。
それにしても、刑事の作文を写させて署名させるというのは悪辣ですね。しかも、後から訂正できるのか？と尋ねられて、イエスと答えるなんて・・・。まあ、この辺も金子の浮世離れが影響していましたね。言い方は悪いですが、いわゆる「開発バカ」で、開発以外のことには非常識なほど疎いんですよね。
いくら先端的な開発をしても保守的な日本では認められず、結局はアメリカの後塵を拝することになるんですよね。終盤、壇が YouTube 隆盛の記事を見ている姿が印象的でした。
【追記】最終的に無罪になったのは知っていましたが、それからまもなく亡くなっていたとは知りませんでしたよ。残念なことですね。
【追記２】本作で愛媛県警の内部告発者として登場する仙波敏郎氏は実在の人物（実名）で、告発の後、県警を定年まで勤め、後に鹿児島県阿久根市の副市長を勤めたそうです。ただ、その選任を巡って騒動があったようです。(^_^;)
