MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

『千夜、一夜』 9:15



シネ・リーブル梅田 シネマ2にて。

2022年「千夜、一夜」製作委員会作品。
監督:久保田直
出演:田中裕子(若松登美子)、尾野真千子(田村奈美)、安藤政信(田村洋司=奈美の夫)、ダンカン(藤倉春男)、白石加代子(藤倉千代=春男の母)、小倉久寛(入江春弼)、平泉成(若松俊雄=失踪した諭の父)、長内美那子(登美子の母)、田島令子(登美子の同僚)、諏訪太朗(漁協の男)、山中崇(奈美の交際相手)、他。
ある島で失踪した夫を30年間待ち続ける女・登美子。失踪した夫を探す女・奈美。
奈美は区切りを付けるため、夫を忘れ、新しい男との交際を始めようとしていた。だが、本土に行った登美子が町で奈美の夫・洋司を見かけて・・・。
こう書くと奈美が中心のようですが、話のメインは登美子、そして彼女に心を寄せる春男が中心になります。
もう10年前からチラシ配りもやめた登美子は夫の帰還は諦めているようにも見えますが、失踪届けも出さず、頑なに春男を拒み続けています。
ただひたすら夫を待ち続けるのはどんな気持ちなのだろうと思います。作中で母を喪い、春男も失踪する(後で暢気な顔して帰ってきましたが)など、状況は変化していきますが、もう、このまま一人で暮らしていく決意なのでしょう。ラストでも「このままでいい」と言ってましたからね。
【余談】最初、どこが舞台か分からなかったんですが、台詞に「相川小町」という言葉が出てきたので、佐渡と分かりました。その後、両津の病院の話も出たので確信しました。(^_^)