引き続き、京都シネマ シネマ１にて。
2019年ジョージア・フランス合作映画。
ラナ・ゴゴベリゼ監督作品。
老作家エレネは79歳の誕生日を迎えたが、祝ってくれる者は誰もいなかった。かろうじて、それと知った孫娘が「ハッピーバースデー」を歌ってくれただけであった。
娘の関心はアルツハイマーの症状が出始めた姑のミランダをどうするかで、夫と口論が絶えない状態だったのだ。結局はミランダをエレネのアパートに住まわせることを勝手に決めてしまうのだった。
そんな時、昔の恋人アルチルから久しぶりに電話がかかってきたのだが・・・。
タイトルは英語題名「Golden Thread」の訳です。日本の陶磁器の修復技法の「金継ぎ」をイメージしているようですね。修復不可能なまでに壊れたものでも、継ぎ目を漆で繋いで金粉で装飾するもので、過去との和解をテーマにしています。
