MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

長崎新幹線、事業性の再評価なしに工事進行(朝日新聞デジタル)

  https://digital.asahi.com/articles/ASL7V76F4L7VULFA02X.html

九州新幹線西九州ルート長崎新幹線)で建設中の一部区間について、事業の「費用対効果」を測る政策評価で、本来行うべき再評価が先送りされたことがわかった。ルートの一部の整備方法が定まらないことが背景にあるが、事業費は想定より増えており、再評価なしに工事が進めば、事業費がさらに膨らむのを抑えにくくなる可能性がある。

いまさらですが、そもそも長崎新幹線って路線長を考えても建設に見合うだけの効果が得られにくい路線だったのを無理矢理(?)建設に踏み切った経緯があります。
その後、技術的な完成度の問題でFGTの採用が中止になり、新鳥栖〜武雄温泉間の整備方法が未定のまま建設が進んでいます。
普通に考えれば、このまま全線フル規格で押し通そうとするんじゃないかと思います(長崎県JR九州はこの立場です)が、そうすると建設費が跳ね上がりそうで、佐賀県が反対しています。暫定方式で開業した場合のリレー方式は博多〜長崎間で二度も乗換えが発生するなど、在来線時代よりも多少時間が短縮されても、かえって不便になるんじゃないかと思います。
長崎新幹線の長さは在来線より遠回りの佐世保経由にしても143キロ(在来線は125キロ)で、距離から言えば伯備線(岡山〜米子/159キロ)とあまり変わらないので、新幹線の必要性に関しては疑問があります。