MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

桂雀松(で最後の)独演会 18:30

天満天神繁昌亭にて。
来月の文之助襲名を控え、雀松の名で開く最後の独演会となりました。
今日のプログラムは次の通りでした。

  • 「つる」桂弥太郎(14分)
  • 播州めぐり」桂雀松(30分)
  • 船弁慶」桂雀松(36分)
  • 中入り
  • 女道楽』内海英華(17分)
  • 「宇治の柴船」桂雀松(24分)

今日の雀松さんの三席はいずれも「船」に縁のある噺でしたね。「播州めぐり」はご自身で面白くないとおっしゃっていましたが、旅ネタの中には当時の観光名所案内的な噺も多く、「東の旅・発端」や「三十石」の京都見物のくだりなどは似たようなものです。「三十石」でも笑いを取るためにくすぐりを入れてますが、この「播州めぐり」も細かなギャグを入れることで辛うじて残ってきた噺かもしれません。
続いては夏の上方噺の中でも代表的な「船弁慶」です。これは「雀のお松」つながりで選んだとおっしゃっていましたが、どうせなら「播州めぐり」に繋がる「兵庫船」にしてほしかったところです。(←個人メドレー(^_^;)
中入り後は英華さんの「女道楽」ですが、「野崎」や「かんかんのう」など落語に縁のある唄が聴けたのはよかったです。
トリネタは「宇治の柴船」ですが、マクラを入れても30分に届かないって、思っていたより短いですね。やはり宇治に行ってからあまり何もしないうちにラストに向かってしまうからでしょうね。
ところで、この日の会で気になったのは雀松さんの二席目に当たる「船弁慶」の口演中に場内後方からカメラのシャッター音が10分近く(以上?)に渡って延々となり続け、前よりの客席にいた私のもはっきり聞こえるほどの音で、あれだけ延々と鳴らされると非常に不愉快でした。マスコミの取材なのか、襲名興行などで使用するための撮影なのかは知りませんが、お客にとってはいい迷惑でした(-_-)。めったにアンケートは書かないσ(^_^)ですが、この日のシャッター音に関しては強硬にクレームを申し入れておきましたよ。

文之助襲名興行には行けませんが、また襲名後の会で文之助さんとしての高座を聴きたいなと思います。
ところで、「雀松向上委員会」はどうなるのかな?(^_^;)