MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

「風立ちぬ」は「条約違反」=喫煙描写に禁煙団体が要望書(時事ドットコム)

  http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2013081400806

NPO法人日本禁煙学会(作田学理事長)は14日までに、宮崎駿監督のアニメ映画「風立ちぬ」に登場する喫煙場面について、「たばこ規制枠組み条約で禁止された、たばこの宣伝・広告に当たる」と指摘、「法令を順守した映画製作をお願いする」との要望書を公表した。

いやー、あきれたものです。σ(^_^)はタバコは吸いませんし、適切な受動喫煙防止は行なわれるべきだという立場ですが、この記事にある映画『風立ちぬ』に対する批判は噴飯ものです。
まず、映画やアニメは架空の物語です。その中で違法行為を描くことがいけないのなら、暴力行為、金融犯罪、薬物犯罪などを扱ったりするのもいけないことになりますが、それでは映画もテレビもコミックもアニメも小説も成り立たないでしょう。
百歩譲って、現代では好ましくないというのは認めたとしても、この作品は過去の時代を舞台にしています。その当時の社会常識として喫煙を咎めるような風潮は無く、職場などでの喫煙も特に制限は無かったはずです。ちなみに、σ(^_^)が就職したころは職場に灰皿を置いて普通に喫煙していましたよ。なので、戦前の日本を舞台にした映画で(当時の成人男子の喫煙率を考えても)タバコを吸う場面が出てこないと方が不自然です。そういうことも考えずに「喫煙描写があるから、違法だ、条約違反だ」という主張は不合理です。