http://www.asahi.com/digital/internet/NGY201011090006.html
村上春樹さんの「1Q84」や東野圭吾さんの「白夜行」など日本のベストセラー小説の中国語版が、著者や出版社に無断で電子書籍化され、米アップル社のソフト配信サイト「アップストア」で販売されていることがわかった。海賊版の制作者が、単行本を許可なくスキャナーで取り込むなどして電子化したとみられる。売り上げの一部はアップル社も得ているが、著者や訳者、出版社は何も知らされておらず、事実上、野放しの状態だ。村上さん側は「消去を依頼する」としている。
昨日の夕刊のトップ記事でした。販売されている素材自体は台湾で刊行された書籍をスキャンしたもののようですね。でも台湾版だと繁体字なので、中国本土向けには売れないですよね。
あの厳格(?)なアップルの審査でも「電子書籍の制作者が正当な著作権者かの確認はしていない」のだとか。直接交渉しろとのことですが、ちょっと無責任かも。アップルもこの海賊版の販売で収益を上げている訳で、場所を提供しただけという言い訳は通らないと思います。著作権侵害で訴訟になったらどういう判決になるのか・・・。
【関連報道】
- 「容疑者Xの献身」の日本語海賊版も 米アップルサイト(asahi.com)
- http://book.asahi.com/ebook/NGY201011090036.html
- こちらは2日に確認され、4日には削除されたそうです。