http://www.asahi.com/national/update/1019/OSK201010190003.html
兵庫県明石市と淡路島を結ぶ第三セクター「明石淡路フェリー」（愛称・たこフェリー）は、１１月１６日以降、航路の運航を休止する方針を発表した。全従業員約７０人は１１月１５日付で解雇する。高速道路料金値下げの影響で利用者数が激減し、経営が悪化していた。会社は存続させ、運航再開の道を探るとしているが、見通しは立っていない。
そもそも「橋」が出来た時点でフェリーとしては不利な状況であり、各地では架橋と同時に航路廃止という例が多いと思います。ただ、明石海峡大橋は高速道路扱いであり、自転車などは通行できないため、一定量のニーズがあるために存続していた訳ですが・・・。
もちろん車の利用もあった訳（でなきゃ「フェリー」は不要？）ですが、高速料金値下げという状況ではわずかに残った車の利用者の激減してお手上げという感じですね。
ただ、先日の報道では他社への事業譲渡の道を探ると報じられていましたが、「交渉は難航」だとか。
（参考：http://d.hatena.ne.jp/MAROON/20100903#p3）
まぁ、保有するフェリーの売却で負債は解消するそうなのでが、解雇される従業員が一番の被害者ですかね？ 車の利用が無いのであれば並行する旅客船で自転車を積めるようにすれば利用者側への影響は最小限に留まることになります。
ただ、将来高速料金値下げの政策が変更された場合（政権交代または現政権内でも）、高速は上がったけどフェリーは無いという状況になるという心配も・・・。
