MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

大相撲、生中継中止へ

昨日の夕方になってようやく発表があり、NHKは大相撲名古屋場所に関して恒例の生中継を行なわないと発表したそうです。BSで放送している序の口から始まる放送やラジオ中継がどうなるのかは確認していません。
なお、18時以降に20分程度のダイジェスト版(勝敗の結果と一部取組みのビデオ放送か?)を放送するそうです。
一部ではこの判断は遅すぎたなどと批判されていますが、名古屋場所の開催自体が不明確な状況だったので、4日の理事会で開催決定が公表されたのを受けて、それを放送するのかどうかを判断したのでこの時期での決定に至ったのでしょう。これ自体は問題無いと思います。
問題なのは中止の理由の一つに「視聴者から寄せられた意見の多数が放送中止だった」ことが挙げられている点です。このもん題に関してわざわざ手間暇(場合によってはお金も)かけてまで意見を寄せる人は従来のこと(=放送する)に反対の人が中心になるのは自明のことで、特に意見は無く、というかいつものように放送しても「問題無い」と思っている人はわざわざNHKに意見を寄せたりしないでしょう。まぁ、「中止も含めて検討中」という報道を見て、熱心なファンの中には「中止せずに放送してほしい」という意見を寄せた人もいると思います。そういう中で「放送中止派」が約7割っていうのは当たり前のことで、これを理由とするのは一種のアリバイ工作みたいなものですね。後から「なんで放送中止にしたんや!」と言われた時に「視聴者のご意見の大半が放送中止だったからです」と言いたいだけじゃないのかと思います。
本当に視聴者の意見を聞く気があるのなら、契約者の中から無作為に抽出して意見を聞き、その結果を集計して判断するというような手順を踏むべきです。また、少なくとも放送するか否かの判断材料として本気で使う気があるのであればもっと早くからこの手の視聴者アンケートを実施すべきでした。
なお、個人的には生放送している時間帯は平日は仕事がありますし、休日も映画やアメフトを観るために外出しているので、どちらでも構いませんが、楽しみにしているであろう大勢のファンがいるのだということも考えてほしかったですね。
【関連報道】

なるほど、こういう問題も発生するんですね(^_^;)。放送しない場合の責任が相撲協会側になる場合の規定とかがあれば問題は無いのでしょうけれど、「想定外」なのでそんな規定は無さそうな気がします。(「交渉する」と報じられていますね)