MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

聖徳太子は実在しない?

こういうテーマを社説で論じること自体奇異な感は拭えませんが、内容も「聖徳太子の事績」が否定されつつあるのは事実かもしれませんが、「史実として認められるのは、用明天皇の実子または親族に厩戸王が実在し、斑鳩宮に居住して斑鳩寺(法隆寺)を建てた」ことぐらいとしていますが、それで十分じゃないのですかね。存在の否定とは極端な話です。確かに『聖徳太子』は実在しなかったかもしれませんが、『厩戸皇子(王)』が実在したのは間違い無さそうです。
なお、Wikipedia によれば、

一般的な呼称の基準ともなる歴史の教科書においては長く「聖徳太子厩戸皇子)」とされてきた。しかし上記のように「生前で用いられていた名称ではない」という理由により、たとえば山川出版社の『詳説日本史』では2002年度検定版から厩戸王聖徳太子)に変更された。

と書かれていますが、こんなことがまかり通るのなら歴代天皇追号も「生前に用いられた名称ではない」ので、すべて改めなければならない理屈になります。