読了「割り箸はもったいない?―食卓からみた森林問題」田中 淳夫（ちくま新書）

割り箸はもったいない?―食卓からみた森林問題 (ちくま新書)

割り箸製造の現状を紹介していますが、環境問題は別にしてもここでも中国がその生産の大半だということの方が問題なような気がします。確かにコストは安いのでしょうけれど・・・。結果として国内の産地（岡山、北海道）は壊滅して吉野にわずかに残るばかりという状況で、技術の伝承という意味でもちょっと悲しいですね。
割り箸が環境破壊というのはある意味当たっている部分もありますが、本来はそうではなく、端材で作っていたわけです。少なくとも熱帯雨林の消失とは関係が無さそうだということはよく分かりますね。