MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

各地で死亡事故や動作異常が・・・

シンドラー社のエレベータの動作異常で高校生が死亡した事件の関連報道で知ったのですが、中国本土や香港でも動作異常で死亡事故が発生しているそうです。また、日本で販売している製品はほとんどが中国工場で製造したものだとか。さらに細かな動作異常は非常に多数発生しているようですが、どのように対策を講じてきたのか、水平展開を図っているのかなど疑問だらけの会社ですね。
なお、中国での事故に関して同社は検査したが外観上の異常は発見されていないとしています。ということは制御ソフトの不具合でしょうか? 最近の機械は昔と違ってコンピュータ制御がほとんどですからね。
ちなみにシンドラー社エスカレーターでは世界シェア1位、エレベーターでも2位の大企業ですが、日本でのシェアはわずか1%です。日本では三菱、日立、東芝の三強がそれぞれ約30%、約25%、約20%と3社で75%のシェアを持つ寡占状態です。その他によく見るのは OTIS、フジテックくらいでしょうか。σ(^_^)が気がついた範囲ではシンドラーのエレベーターというのは見たことが無く、今回の事故で初めて名前を知りました。
また、納入会社と資本関係の無い保守会社に変更されていることで責任の所在が曖昧という話も聞かれますが、保守会社は納入会社の作成した保守マニュアルにしたがって保守点検するので、その範囲できっちりやっておれば責任を問われることは無いでしょう。保守マニュアルに不備があったり、設計上の問題(ハード/ソフト)があれば、それはすべて納入会社の責任になり、保守会社がその責を問われることは無いはずです。
【追記】余談ですが、朝日新聞記事によれば今回事故を起こしたシンドラー社の創業者シンドラー氏は『シンドラーのリスト』で知られるユダヤ人救済に尽力したシンドラー氏とは家系的な繋がりは無いそうです。