先日、id:narushisu さんのところで紹介されていましたが、今読んでいる米原万里さんの「必笑小咄のテクニック」(集英社新書)にも同様のねたが紹介されていました。ただもう少し奥が深く、私には一部理解できない部分もあります(^_^;)。
- 作者: 米原万里
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2005/12/16
- メディア: 新書
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世界各地を代表する面々がレストランで会食した。まずは全員がワインを注文。ところが運ばれてきたすべてのワイングラスにハエが浮かんでいた。さて各国の代表者たちはどうしただろうか?
- スウェーデン人:ボーイを呼び、ハエもろともグラスのワインを捨てて、そのグラスに新たにワインを注ぐよう要求した。
- イングランド人:新しいグラスに新しいワインを注ぐように要求した。
- フィンランド人:グラスに手を突っ込んでハエをつかみ捨てて、ワインはそのまま飲み-干した。
- ロシア人:ハエもろとも一気にワインを飲み干した。
- 中国人:ハエは食べたがワインは残した。
- ユダヤ人:ハエを捕まえて中国人に売り渡した。
- オランダ人:グラスの三分の二までワインを飲み干した上で、クレームをつけて新たなワイングラスをもって越させた。
- ノルウェー人:ハエを捕まえると、そそくさとそれをエサにして鱈を釣りに出かけた。
- スコットランド人:ハエを捕まえるとその首根っこを絞め上げ「てめぇ、飲み込んだワインを全部吐き出さないと承知しねぇぞ」とくだを巻いた。
- アイルランド人:ハエを取り出して細かく刻み、それをワインに混ぜてイングランド人にプレゼントした。
- アメリカ人:レストランに対して訴訟を起こし、精神的損害賠償を求めた。
ヨーロッパ諸国の細かなネタはよくわからないものもありますね。アイルランドの反イングランド感情やユダヤ人の商売熱心(?)は分かりますが、北欧系やオランダのネタはよく分かりませんでした(^_^;)。
著者も書いていますが、この手のネタは次々に新たな国を増やしていくことができるので、どんどん増えたり、置き換わったりしてさまざまなバリエーションができると思います。日本人が入っていないことは喜ぶべきか悲しむべきか微妙ですが・・・。
日本でなら各県出身者などで同じようなネタを展開できそうですね(^_^)。