MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

『さよなら、さよなら ハリウッド』

シネ・リーブル梅田にて。
ウディ・アレン監督・主演作品。2002年製作ですが、日本公開が遅れた理由は?です。
ウディ・アレン自身がモデルのような(^_^;) 往年の名監督ヴァル(W・アレン)にNYを舞台にした父と息子の対立をテーマにした映画の監督のオファーが来た。依頼して来たのは元妻のエリー(ティア・レオーニ)。彼女は映画会社の重役ハル(トリート・ウィリアムス)と婚約しており、彼は反対だったが、この脚本を任せるにはヴァルしかないと説き伏せる。喜ぶヴァルだが、彼は突然心因性(?)の視覚障害で失明状態に。絶好のチャンスを逃したくないヴァルはエージェント・アルの助けを借り、失明を隠して撮影に入るのだが・・。

以下、ネタバレ注意!!
自身の息子との対立に心因性視覚障害の原因があるのではということで息子を訪ねるヴァル。その後、奇跡的に資力を回復したヴァルはラッシュを見るが、「安楽死の準備を」とエリーに頼む始末(英語の台詞はドクターなんちゃらを呼んでくれ」でしたが・・・)。当然ですが、失明した監督の作品は批評家の映画評もボロボロ。失明の事実を隠していたエリーはハルと破局。ところがフランスで上映するとアメリカ映画史上最高の傑作と評価され、ヨーロッパから監督のオファーが次々と。エリーと復縁したヴァルはヨーロッパに移住してメデタシ、メデタシ(?)。
まぁ、オチはヨーロッパでのユニークな評価に対する皮肉にもなっています。